乾電池式モバイルバッテリー(パナソニック)単3×4 レビュー

モノ興味で語る

エネループなどの二次電池(充電池)を使って、スマホを充電する。
電圧が5Vなら、USB端子付きのモバイルバッテリーと同じはず。
誰もが考えるが、意外と誰もやらない。

ハーイ、コンバット(クリムゾン)越後です。
今回はこの謎から攻めていきます。

答え:必要な道具が多いから

謎の答えは色々集める必要があるからだと言えます。
具体的には下記の材料が必要になります。

・単3型充電池(甲)
・甲を充電する装置(乙)
・甲を使って出力する装置(丙)

甲乙丙、この全てがそろったセット販売はおそらくありません。
(ごめんなさい、ありました…、後述しています)

今回、購入したパナソニック社の乾電池式モバイルバッテリー BH-BZ40K は、(丙)に該当します。
付属品としてアルカリ単3乾電池が4本ありました(EVOLTA NEO)。
このエボルタは充電のデキル二次電池ではありません。
ここを勘違いする方、非常に多いのではないでしょうか?

この商品がスマホの充電を意図しているのは明白だと思います。
出力として、USBタイプAの端子(5V)が付いていますので。
ちなみにニッケル水素電池の利用は想定されていますし、1A(アンペア)は出せるスペックです。

あと、出力専用のタイプA端子しかありませんからね(ちなみに USBケーブルは付属されていません)。
このボックスを使って電池を充電することはできません。
1,800円くらいでした。
これ系の商品で大事なのは、出力のコントロール関係がキチンと設計されているかどうか?
安全性も大事ですが、分解して回路を調査しないと分からないのでパナソニックさんを信用しましょう。
そして、電池の取り出しやすさも重要ですが、これはグッド、爪が痛みません。

単3乾電池は何ボルト?

単3乾電池は1.5Vです。アルカリでもマンガンでも。
ちなみにニッケル水素電池というのが充電池に該当します。

単1・単2・単3・単4の各電池とも1.5Vです。
ただし、ニッケル水素電池は公証1.2Vとなっています。

Access Denied

電池は使用によって消耗すれば、だんだん電圧(ボルト)が下降します。
ニッケル水素電池だと1.2Vくらいをキープする性質があるようです。
下図参照してください。
赤が通常の乾電池で、緑の線がニッケル水素電池の電圧低下イメージ曲線です。

電圧が低下すると、機器が正常に動作しなくなります。
パワーが「0」になったらダメということではなく、定格電圧の半分近くまで落ちたらダメという感じです。

逆に電圧が高すぎても機器にとってよろしくありません(故障の原因となる)。
これは水道ホースのイメージが分かりやすいかと思います。

試しに単3電池x3のUSB出力機器でスマホ充電を試しましたが、充電の表示はされるものの全く充電できませんでした(下写真の装置使用)。
電池3本だと1.2Vの3倍なので3.6Vあります。
5V未満とはいえ、ちょっとくらいイケそうな気もしますがダメでした。
そもそも、1A(アンペア)の出力ができているのか怪しいので、むしろそっちが原因かもしれませんが。
ちなみに乾電池3本で電熱ジャケット(タジマの電熱ベルト)に接続したら、一応暖かくはなりました、温度レベルが弱い気がするけど。

充電池と充電装置

アマゾンでEBLという二次電池(甲)および充電器(乙)を購入しました。
単3電池1本で250円位ですね。

それで、ウェブサイトを渡り歩いて情報を得た結果、ちょっと怖い話がでてきました。
書かれていたのが2015年くらいで古い情報なのですが、EBLを充電器にセットしてオンしたら「いつまでたっても充電が完了しない」ケースがあったとのこと。
だいたい、赤点灯が緑点灯に変わったりするじゃないですか? それが永遠に起きないという。
そうなると電池が熱を帯びて最終的には爆発だってするかもしれないゾ、ケチらずにエネループを買うべきだ!
(高価なハイスペック充電器だとどうにかなるみたいですが、素人さんがそういった品を用意するとは限らないので)

8スロットあって、それぞれが単3単4共用になっています。バラバラに青ランプ(充電完了)となるので、管理できていると思います。

とりあえず、2025年に買ったEBLのニッケル水素電池(二次電池)と充電器は大丈夫でした。
充電が完了するみたいですし、電池が熱々(アツアツ)になることもありません。
ただし、充電時間は相当なものです。一晩寝ても、終わらない可能性が。

様々な問題は時に解決してもらうしかないですね。

まあ本当にヤバい企業なら、同じ製品を同じブランドで10年間も出し続けることはしないでしょうから。
充電された単3電池は先んじて、エレコムのワイヤレスマウスに装てんしました。
こちらは元気に動いております。

ただ、一つ誤算だったのが、充電器に出力が付いているのですよ。USBタイプAの端子が2つも。
じゃあ、電池を充電したらコンセントを外してスマホとか充電できるんじゃねえの?
って、思ったらコンセントからの電力を出力するだけみたいです。
勝手に勘違いしただけデス。ダマされた! って、言ったらいけないですね。

甲乙丙を備えたボックスが無い理由

単3充電池をセットして、コンセントもしくはUSB経由(Micro-B or Type-C)で電池を充電する。
そして、出力端子(Type-A or Type-C)からスマホなどに電気を供給する。
アンカーのモバイルバッテリーなどと同じ構造。
技術的にはぜんぜん可能な話なのです。
一つのマシンでこれができるモノがあまり存在しない理由。

…それは…。

普通のアルカリ乾電池を充電しようとする人がいるからじゃあ、ないでしょうか。

実際、出力だけできる装置の場合、普通の使い切り電池を使用することができますからね。

充電しかできない装置に、使い切りの一次電池をセットするな! 危険! っていうのは、守れる人が多いと思います。

でも、エボルタ(一次電池)をセットしてスマホ充電した後に、エネループ(二次電池)を入れているつもりで充電しようとする人…いると思うのですね。

破裂、液漏れ、ショート、スパーク、出火などの危険性があるということですので、一次電池の充電はダメ、絶対!
この原則を犯す危険性があるから、安全上のリスクが大きいから、入出力の両方を備えた電池ボックスが無いのでしょう。
納得。

が、しかし…。
ありました、
パナソニック(Panasonic) 【Amazon.co.jp限定】 パナソニック 単3形・単4形 USB入出力充電器 BQ-CC91AM-K
下記レビューを参考にするなら、充電の互換性をシビアに設定することで一次電池の誤充電を防いでいるようにも思えます。
使い切り電池の充電を阻止することがデキルというのなら、存在が許されます。
商品説明に「乾電池充電防止機能」というものがありました、この乾電池は使い切りの一次電池を指しています

単三型、単四型のどちらも充電出来ます。
検知能力がシビアなようで基本的にエネループ、同社の充電池しか対応していないと考えておいた方がいいと思います。
ためしにAmazonベーシックの充電池も充電出来るのか試してみたところ、出来るものと出来ないものがありました。

Amazon レビュー Kidd氏

一つだけ難を言うなら、定格電流が1Aみたいなので、ここがウィークポイントですね。

スマホ充電試験

パナソニック社の乾電池式モバイルバッテリーで、ドコモ L-03K(バッテリー容量:2,890mAh)の充電をテストしました。
スタートは16%からです。

2時間経過で70%。
まあまあ、いいですね。

3時間経過で84%。
これ以上は、充電効率が悪くなりそうです。
別に100%にする必要もないので、ここでストップ。

思ったより性能が良かった。
2,890mAhの機種で3時間で16%→84%。

EBL電池の真の実力

「見せてもらおうか、EBLの二次電池の性能とやらを」
と、いう話になってきます。

ニッケル亜鉛電池がニッケル水素電池を置き換える!? 日本触媒が新材料を開発
日本触媒は、「第5回国際二次電池展」において、ニッケル亜鉛電池の負極材料として利用できる新開発のアニオン伝導層一体型亜鉛電極を展示した。ニッケル亜鉛電池の最大の課題だった亜鉛電極上でのデンドライトの成長を抑制し、サイクル寿命を大幅に伸ばせる...

上記サイトの情報によると、ニッケル水素電池のエネルギー密度はリチウムイオン電池より低いです。
(理論値で約0.7倍、実効値で約0.5倍)

21700電池という単3電池よりも大型のリチウムイオン電池があります。
これがだいたい、70gで5,000mAhで3.7Vです(この数値は信用できる)。
Wh(ワットアワー)換算で、18.5Whとなります。

EBLのニッケル水素単3電池4本の重さは109.3gでした。
1本27gとして、2,800mAhで1.2V → 3.36Wh。
これを70gに換算すると8.71Whになります。
さすがにリチウムイオン電池には劣っています(そうでなければ、破綻する)。
電池4本だと 13.44Wh。
ただ、充電ロスというものがあって100の電力をインプットしても、85~90くらいしかアウトプットできません。

モバイルバッテリーの電力ロスを計測してみた|toshi
我が家ではベランダに太陽光パネルを設置して発電して、モバイル機器などの充電に使っています。丸1日快晴だとポータブル電源に発電した電力が収まりきれず、モバイルバッテリーに移し替えしてしのいでいます。 発電した電力をポータブル電源から直接取り出...

ただし、1.2Vの直列4本で約5Vにしているのなら、変圧ロスが無いような気もするので、15%の電力ロスだけで済むと仮定すると、13.44 x 0.85 = 11.42。
スマホのバッテリーはリチウム電池なので、ドコモ L-03K(バッテリー容量:2,890mAh)なら3.7Vで 10.69Wh。
ちょうど釣り合うくらい。0% → 100% もできたかもしれません。

まあ、妥当な線だと思います。

でも、どうなのでしょう?
エネループ・プロが30gで2,500mAh…、4本で2,400円。
これを同様の計算すると70g換算で、7Wh
まあ、値段的に半分以下のEBLがエネループ・プロよりスペックが良いというのは…、ねえ。それだけは確かですな。
単純に重さベースで考えると、パナソニックの1.25倍くらいの性能があります。

「チャイナのモバイルは化け物なのか!」
EBLの単3は2,800mAhであり、超コスパが良いです! ……?

BH-BZ40K 誰にオススメ?

□既に単3充電池を利用していて、ストックがある
□出先でスマホやアイコスを軽めに充電したい
□防災用として備蓄しておきたい

上記条件に2個以上あてはまるのなら、悪くない選択だと思います。
ライトの機能もありますので、防災用の側面が強めの商品だと思います。

あるいは、家にエボルタなどの使い切り単3電池の備蓄が大量にある方にもオススメです(防災グッズとしてなら)。

逆に出先でヘビーに充電する用途で考えているのなら、容量・スピードともに劣りますし、一般的な 10,000mAhのモバイルバッテリーと比べて軽いわけでもないので向いていません。

あんまり重さが変わらんような…。大きさも似たようなモノ。

ちなみに、電池2本で10,000mAh相当だからスマホ充電も楽勝、電池の取り外しも簡単にできる!
などと宣伝する商品もありますが、これこそが21700電池を使っている製品ですので、お間違えの無いよう。
写真で見ると、単3電池に見えるのですが実物はもっと大きいのです。

ちなみに、21700セルはEV(電気自動車)にも使われています。
今後、耳にする機会が増えるのではないでしょうか?

テスラ「モデル3」には、21700バッテリーセルが4416個搭載されています
【解説】
・21700は、リチウムイオン電池のセルサイズの一種で、直径が21mm、高さは70mmです。
・テスラとパナソニックは、ネバダ州にある「ギガファクトリー」で21700と呼ばれる新型の電池セルを生産しています。

AIによる概要

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