豆乳を投入。
絡み合うダシに辛みを加えろ。
骨とキノコでエキスが集合、味のターミナルなら駅スパート。
カレーの奥深さに感銘を受けた私は、今一度「味道」の原点に戻るべく、秘伝レシピの改良に乗り出した。
ハーイ、ラップを聴いている暇があるならサランラップを用意しろ、コンバット(クリムゾン)越後です。
材料 リブはもちろん豚ですね
- 豆乳(無調整)★ 1L
- スペアリブ★ 300g
- カレー用豚ブロック肉 300g
- 手羽先 200g
- マッシュルーム☆ ブラウンを5~6ケ
- マイタケ☆ 1株
- 玉ねぎ★ 大きいものなら1ケ
- パセリ★ 2本くらい
- コンソメ★ ブロック3個(塩分7.5g相当)
- 塩 お好みで
- コショウ 肉を炒める際にお好みで
- オリーブオイル☆ 何油でもいいが、ごま油は風味が強いので×。
- 輪切り唐辛子★ 好きな量を入れよう
★は必須、☆は似たようなもので代用可、無印はお好みで
キノコの代用候補としては、エリンギがいいと思う。
肉はスペアリブの分量を増やせば、他は無くてもよい。
パセリは意外と売り切れのときが多いので、モロヘイヤとかほうれん草を使ったこともあるが、やはりパセリがよい。
あと、豆乳は無調整、絶対な。
私はマルサンxタニタの10%を使っている、大量の在庫に悩んでいるからな(理由は割愛)。

野菜類の下ごしらえ
調理の手順に複数のパターンが考えられますが、キノコのカットから入るのがよいかも。
なぜなら、先に肉に手を出すと(野菜カットの前に)包丁とまな板を洗わないといけないから。
キノコ、パセリを適当にカットしてザルで水洗いでもしてください(パセリは切る前に洗って、できれば乾かした方が〇)。
玉ねぎは適当にカットして、他と混ぜずに保管してください。

スペアリブを水煮する
まな板でスペアリブを切りましょう。骨は硬質なので、そこを避けて分割します。
水は肉が浸る程度に少な目に入れて、弱火で煮詰めましょう。アクを私は取りませんね。
カレー肉、手羽先を油で炒める
直接スープに投入してもいいのですが、肉の表面をカリッとさせた方がおいしいです。
肉にはお好みで塩コショウを振りかけてね。
炒めた肉は、スペアリブの水煮鍋に投入しましょう。
どうせ、煮沸するから中まで火が通ってなくてもいいですからね。

この辺のタイミングで鍋にコンソメを入れちゃいましょう。
あと、キノコとパセリも入れちゃいましょう。
ちなみに、油はオリーブオイルと、揚げ物用のキャノーラ油だけ常備するのがおススメです。
★ちょっと休憩★
レシピの合間に挟む内容じゃないけど、グルメ関連の記事ってめちゃめちゃ層が厚いのです。
理由として、記事を揚げている人が多い。
・食品メーカー企業(ハウスとかマルコメとか無数)
・外食産業(チェーン店から個人店まで)
・クックパッドみたいなサイト(このレシピ集も無数)
・テレビでこんな料理が取り上げられた、という記事
・無数にある食レポ
競合が多すぎますね。
その中でも「カレー」は激戦区です。
サッカーで言うと、ブラジルとかスペインとかイタリアなどが思い浮かびます。
ちょっと無理だね、もっとライバル(強敵)が少ないところで頑張らないと。
何か既存の料理にはない、新しいものを創造せねば…。
最初にナマコを食べた人とか、カレーうどんを開発した人とか、そういう「歴史的転換点」みたいな発見が今後あるのかな。
あるとしたら、トルコ料理を日本風にアレンジする、みたいなそういう方向性。
トルコ料理…、まったく馴染みが無いな。
カレーだけ食べ続けている人とかいるみたいですけど、本当は「他のモノ食べてえな」と、思っているのじゃないかな?
そりゃ、一つのことを突き詰めれば知識は深くなるだろうけど(いわゆる専門性ですね)、パンダが笹の葉だけ食べるみたいな生活、どうなの?

玉ねぎを炒める
先ほど肉を炒めたフライパンに残った油脂を利用して、カットした玉ねぎを炒めましょう。
焦げやすいので、かき混ぜながら狐色になるまで続けてください。
狐色ってどんな位よ?
下記サイトで参照してください。
moccasin #ffe4b5
navajowhite #ffdead
こんなものでしょう。
炒め終わったら、鍋に入れてください。
えっ、写真の玉ねぎ、若干焦げてないかって?
これねえ、雑に切りすぎたので…。大きくカットするほど均一になりませんから。参考にしてくださいね。

豆乳を投入
ここまできたら、あとはもう少し。
いよいよ、鍋に豆乳を入れます。唐辛子も入れてください。
なんで、写真は泡立っているかって?
1Lパックの豆乳を1/3ほど入れたのち、ふたをして振ります。そして、残りを入れる。だから、泡立っています。
このまま弱火にかけて、全体が温まるのを待ちます。
油断していると、表面が盛り上がって煮こぼれするので注意してくださいね。
煮こぼれしそうになったら、いったん火を止めてください。
完成 実食
味はねえ、新しいとは思うのですよ。
どの程度ね、新しいかと言えば超斬新ではないのだけど、和洋中印どこにも寄っていないし、豚骨ラーメンともタイカレーとも違う。
その、無国籍感がいいの? 悪いの?

食レポ下手だなあ。
意外とコッテリしていないので、サクサクいけると思いますよ、そして辛みの余韻。
お肉はうまいですね、ダシがきいている感じ。
これは私の迷信なのですが、コラーゲンが大量に含まれるので人体の軟骨メンテナンスに効果があり、腰痛改善の効果があると思っています(信憑性は無い)。
噛み砕ける肉はバリバリ噛んでいこう、アギトの巨人になるのです。
既存の料理に飽きた方、どうでしょうか?
お値段は、肉のグレード次第です。
もちろん、調理にかかる人件費はプライスレス。
あなたの人件費が時間当たり15,000円なら、とんでもない高級料理の出来上がりだ。
最後に辛みの程度の話だが。2日目に食べる際にクリムゾン(赤いやつ)を増量してみた。これ…、激辛いけそうですよ。スリランカカレーに入っているココナッツミルクと同じく「乳成分が辛味を包む」構成だと、旨辛方面に辛さを伸ばしていくことが可能。唐辛子増し増しでデス・クリムゾンにするのも面白いかも。いや、面白くは…なさそうだな。
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